気づけばもう2月も終わりですね。

今月は明日を含めても4日しか鶴ヶ峰店を開けることができませんでした。

11日の祝日に長年そばにいてくれた犬を亡くしまして、

その前から、動物病院通いで二俣川の本社にもちょっと寄ってぱっと帰るような状況でした。

しばらく仕事をする気が起きず、18日の午前に税理士さんがきたので半日だけ出勤。

午後から実家の母を迎えに行きそのまま日曜まで休みを貰っていたのですが。


介護生活の父は毎月4~5日ほど、施設でショートステイをしています。

老々介護で母は週に一度の買い物と病院以外何処にも出られません。

父がショートステイの時は一緒にいて外に連れ出してあげたいと思うようになったのは

乙女(亡くした犬)の事があったから。


乙女は人間の年齢でいうと94歳でした。

1年前くらいからあちこちと病気がちになり、目に見えて弱っていきました。

私はそんな乙女を毎日事務所に連れていき、一日おきくらいに動物病院に連れて行きました。

最後は自分で立ち上がることもできず、退院の翌日に亡くなりました。


獣医さんからは残された時間は短いと聞いていましたし、

小型犬とはいえ、16年も生きてくれたら十分長生きしてくれたと言えます。

確かに、もっとああしていれば、こうしていれば、というのはありますが

後悔というものではありませんでした。


ずっと忙しいと言い続けて、親に対してできることをしてこなかったように感じました。

親子の力関係って、ある年齢に達すると逆転しますよね。

親は高齢になり、昨日までできたことが今日いきなりできなくなってしまうこともあります。

歩く速度も遅くなり、食べる量も減り、新しいことが覚えられなくなってしまう。

そう遠くもない車で1時間弱のところに住んでいる自分が弱っていく親に何がしてあげられるだろうと

色々と考えて出した答え。


お金を使ってプレゼントをする必要もないし、無理に仕事を休んで温泉旅行に連れて行く必要もない。

ただ、親が話をしたいときに、面倒がらずに話を聞く(それ前にも聞いた、と言わない(笑))

実家に行ったついでに、米や油、牛乳など重たいもの、トイレットペーパーなど嵩張る物を代わりに買う。

たかだかその程度の事でも、老親にとっては十分なんだな、と気づかせてくれたのが乙女でした。

ただ、不安にさせることなく、困ったときにいつでも手を差し伸べることのできる

距離感、とでもいうのでしょうか?

行くことがままならなければ電話だけでもいいのですよ。



コロナ禍、緊急事態宣言の中、たまの息抜きに選んだのは「大衆演劇」。

母が一度も見たことがないというので、阪東橋にある三吉演芸場に一緒に行ってきました。

移動は乗用車、劇場内も感染の心配はなさそう…

いつもなら劇場の外、階段下まで衣装姿の団員さんたちがお出迎え、お見送りしてくれるのですが

それも無し。

上演時間も通常より短かく、正直全く期待せず。

一幕目のお芝居は寝ていたし

二幕目の舞踊も変わり映えせずで、まさかの三幕目の「爪王」があれほど素晴らしいとは!

ある意味、期待を裏切ってくれました。

ちなみに「爪王」とは歌舞伎の演目ですが、鷹と狐の戦いの話です。



そして日曜、何故か熱を出した私。

昨日まで高齢の母と一緒にいたので、

おそらく風邪だろうとは思うものの、やはり心配になり

月曜に熱があっても受診可能な病院にWEB予約。

その場でPCR検査。

火曜が祝日でしたので、翌水曜の朝、病院より電話で陰性の結果報告。

祝日でなければ火曜日に結果が出ていましたね。

熱も下がり、元気に24日の木曜から出勤しています。

検査はまさかの無料でした。

唾液採取でしたが、とっても簡単でした。

熱が出てもすぐに病院には行かずに数日様子を見て…と言われていますが、

仕事をしていると様子見だけで何日も休むわけにはいかず、本当に助かりました。


と、いうことで、今日は久しぶりに鶴ヶ峰店からの更新でした。