当社でもトイレのリフォームは数多いリフォームの一つです。

業者によっては、トイレのリフォームのみに特化している会社さえあるくらい

その需要は多いのです。


激安を謳っている業者の場合、

設備代金と標準取付費でぽっきり〇〇円!!という謳い文句が多いかと思います。

標準取付費とは、既存の便器を外して新規の便器(タンクも含みます)を交換するだけです。

洗浄便座が含まれる場合にはもちろん便座の取り付けも含んだ価格になっていると思います。


インターネットで調べて、

「お! ここは安い!」と電話をかけ

一度の下見もさせずに工事に入った場合のトラブルその➀

その➀はもうあり得ないと笑っちゃうようなトラブル。でも実際あるらしいです。

マンションのトイレだったため設備が違って取付ができなかった。

マンションでTOTOのMRを設置すべきだったところに、QRを持ってきた。
タンクのレバー、左だったのに右を持ってきた。
壁排水なのに床排水を持ってきた。
某業者は、HPにちゃんと品番も書いてあり、写真も載せているので、
それを注文されたから持ってきた、と引かなかったそうです。
一般消費者が品番や写真で判断できるとは思いませんが…

トラブルその②

便器が前に出てしまい出入りが非常にしずらくなってしまった。

新しい便器が古い便器と違って大きくなっていることや
便座を普通便座から洗浄便座にしたことによって、以前よりも大きくなってしまった。
ドアの開閉が内開きだったために、開閉時ドアが干渉する。

トラブルその③

古い便器と新しい便器の形が違って、床のクッションフロアに古い便器の設置跡が見えてしまった。

これはやはりアウトでしょう。
床のCFの貼替はさほど高価なものではありませんし
便器の脱着には多少のリスクも伴いますので
できれば、便器交換時に床の貼替もした方がベストかと思います。

床に限らず、壁のクロス貼替などもお勧めします。
便器・タンクを外した後の方が綺麗に張り替えられるからです。
床は特に、便器を外さずに工事すると、必ずつなぎ目が見えますので。

トラブルその④

念願のタンクレスを取り付けたが水圧が低かったために水の流れが悪い。

マンションでなくても、戸建ての2階でも水圧が足りない場合があります。
1階でも築20年以上の建物で水道管が古いものは水の通りが悪い場合があります。
簡単な水圧のはかり方を書きます。
浴室のシャワーをいっぱいに出して床に置き、シャワーヘッドが飛び跳ねるかどうか?
栓をいっぱいに捻ってもあまり元気に跳ねないようでしたら水圧は弱いかもしれません。
またタンクレストイレは便座が故障したとき、最悪便器ごと交換する必要があります。


トラブルではありませんが、トイレのクロスを張り替えるとき、
一緒に壁の補強を行うのもお勧めです。
将来的に手すりを取り付けるときに「ベース材」を使う必要がなくなるため
安く、すっきりと取付が可能です。