他県を跨いでの工事です。

内装及び外装の工事ですが、

まずは内装から。


高速道路を使って片道2時間弱の道のりです。

朝、6時出発。



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まずは道具や材料の搬入です。

ただでさえ広いお宅で、居住前のリフォームですから

時に頭を悩ます「置き場所確保」をせずに済むのはありがたいです。



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広々としたリビングダイニングは床のあちこちがフカフカする感じ。

傷みも激しいです。

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キッチンの交換はありませんが、床板と壁のクロスは全貼替になります。

キッチン横の壁が黒くなっているのは、冷蔵庫が置かれていた場所です。


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玄関、廊下、階段のクロスも貼替です。

写真は既存のクロスをはがした後のものです。

パテが入っていますね。

下地調整の途中です。


階段は一部吹き抜けになりますので、天井まで貼る場合、専用の脚立を使います。

雑誌のDIY特集などで、クロスの貼り方とか、載っていますが

高い所や狭いところはなかなかに難しいです。

材料は比較的簡単に入手できても、専用の道具、とまでなると

そう簡単には購入できないですね。

安くないですし、何度も使うわけではないでしょうし…

頑張ってみたけど、結局はうまく貼れずに、お金と時間を出費しただけ…では悲しいですよね。

でも、自分でできることもありますので、その辺は最後に書いておきます。



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2階はとても明るいです。3方に窓があります。

1窓はベランダに出られるようになっている掃き出しの大きなサッシです。

既存のクロスですが

スルスルと奇麗にはがれる場合は楽ですが、クロスや糊の種類であったり、経年数によっては

細かくちぎれるようにしか剥せずに相当な時間を要する場合もあります(泣きたくなります)。

写真で見ると極端に細かくはないですが、気持ちよく剥がれるというわけではなさそうです。


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このように天井の貼替では照明器具のカバーを外しますが

照明器具によっては外さずに張り替えてしまうことも多々あります。

古い照明器具の中には、カバーが硬くなって、無理に外そうとするとひびが入って割れる可能性も。

今のお宅はLEDの丸型シーリングライトが多く、

華奢なシャンデリアは殆ど見かけなくなりましたね。


こちらのお宅は、施主様ご夫婦で、ご自分でできるところはご自分でリフォームされています。

まず、和室の壁。

塗り壁にして珪藻土をご自分で塗っていらっしゃいました。

多少のでこぼこは気になりませんし、クロス貼りと比べると手間も費用もかかりますが

失敗する確率は低くなります。

また、「額縁」や「桟」と」呼ばれる木部の塗装などもご自分でできてしまいます。

業者がクロスを貼りかえる前に塗ってしまえばよいので、はみ出しても問題ないからです。

(敷居など、ぶつけたり摩耗したりで凸凹している場合、それなりの下処理は必要になります。)

塗料も刷毛も安価ですし、専門的な技術も不要です。

プロが塗ればそれは奇麗に塗れますが、ご自分で塗っても時間をたっぷりかけて丁寧に塗れば

その分工事代金の節約になります。

ただ、シンナー臭がありますのでマスクだけでなくゴーグルも必要になるかと思います。


それから「ニス」には注意が必要です。

艶は奇麗に出ますが、滑りやすくなる場合がありますし

そもそも、塗るまでの作業が非常に面倒なのです。

どれだけ面倒か?というのは割愛させて下さい。

書くのも面倒なほど、工程が多いのです。