よくご提案させていただくのが、

リフォーム前の片づけです。


例えば、キッチンですが

時々見かけるのが、非常に使いにくい吊り戸です。

小柄な奥様なのに、吊り戸を下げずに天井ギリギリで取り付けている事があります。

建売では仕方がないことかもしれませんが、

吊り戸の中の物を取るのは、椅子や踏み台が必要なため、

まず、面倒である、そして危ない。

その為、吊り戸の中を見せて頂くと、

もう何年も使っていないものがたくさん入っていたりします。

そもそも、何を入れてあるのかさえわからない。


こちらのケースでは不要なものを処分することによって、収納されるものが減り

吊り戸そのものが不要になってしまいました。 

システムキッチンから吊り戸がなくなった分、浮いた予算を浄水器に回すことにしたため

それまで買っていた水が必要なくなり、廊下に鎮座していた水の段ボールがなくなり

とてもすっきりしました。



次のケースは庭の物置です。

そこそこ大きな物置が古くなり、扉の開け閉めも大変になったので

物置を買い替えることにしました。

中に入っていたものは、お子さんが子供のころに使っていた電子ピアノだったり、

もう10年以上も使っていないスキーの板だったり、果物が入っていた段ボールの箱だったり、

要するに「ゴミ」だったのです。

捨てることができずに、とりあえず押し込んだものや、いつか使うかも、と思って

保存していた結局は二度と使わないものばかりでした。

大きく嵩張るものは、なかなか個人では捨てられないものです。

物置を買い替える代わりに、ごみの処分を請け負いました。

物置があった場所は、バイク置き場に変わりました。

それまでバイクは車の前に停めてあったため、車を出すときにいちいちバイクを動かす必要が

あったのですが、もうその必要もなくなりました。



こんな風に、買い替える前に、まずは「片づけてみる」ことが大事だと私は思います。

新しいキッチンを小さくすることができたために、

それまで他の場所に置いてあった冷蔵庫がキッチンの隣に綺麗に収まって使いやすくなった、

ということもあるのです。


また、その逆に、キッチン設備を大きくすることによって

それまで、あちらこちらに散らばっていたキッチン用品を1つにまとめることができて

とてもすっきりして見えるようになることもあります。


何とかしたいんだけど、どうしていいかわからない、という事は少なくありません。

そんな時には、どうぞ、お気軽にご相談下さい。